煎茶花月菴会

茶旗H280(名あり)

花月菴流は江戸時代末期に流祖・田中鶴翁によって起こされた煎茶道の流派です。
煎茶中興の祖である高遊外売茶翁の弟子・聞中浄復禅師に師事した鶴翁は、売茶翁の遺風をこよなく慕い、自身も売茶翁のように京都や紀州、さらには江戸にまで足を運び茶を献じ歩きました。
また自らの邸内に芽屋を建て、「花月菴」と号しました。後に、公卿一条忠香公から「煎茶家元」の染筆「紫の巻」が下賜され、これにより鶴翁が花月菴流煎茶家元を称することとなります。
煎茶が茶道として確立したのは花月菴流が起源であると言われるように、花月菴流は現在数多く存在する煎茶の流儀の中でも最も歴史があり、また絶えることなくその伝統を現在まで継承してきました。
 
 
 
2016 建仁寺 四頭茶会本会会員の多くは花月菴流を学ぶ門弟社中で構成されていますが、それに留まらず、識者の方々や社中の御家族など、売茶翁、聞中禅師、そして花月菴流に脈々と受け継がれてきた煎茶本来の精神やそれにまつわる文化を愛する方々も会員となっています。
本会は、会員の皆様に、煎茶の世界に触れていただける機会をより多く提供するとともに、花月菴流を支え、発展させることを目的として1995年に発足しました。
 
この度、より多くの方々に花月菴流について知っていただくため、高遊外売茶翁生誕340年、聞中浄復禅師生誕275年、花月菴流祖田中鶴翁生誕230年を機に、花月菴会のホームページを開設することになりました。
 
230年茶会300このホームページが、門弟社中は勿論の事、今まで煎茶道や花月菴流をご存じなかった方々にも、正しい煎茶の歴史と奥深い煎茶道の世界を共に学び、その精神を後世に継承していく一助となれば幸甚です。